転職者：Aさん（28歳男性）
軸のぶれない粘りの転職活動で未経験から大手広告代理店へ！
Aさん
28歳男性
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転職前
- 業種
- ＩT業界
- 職種
- 事業企画
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転職後
- 業種
- 広告業界
- 職種
- 営業
転職を考えたきっかけ
Aさんは、新卒ではIT系の会社に就職。でも、実は元々広告業界を希望していたものの、海外の大学にいたがために就職活動時期とタイミングあわず入れなかったという経緯がある方でした。
その当初の思いをかなえようと考えるようになったきっかけは、データ分析兼事業企画担当職への異動でした。毎日毎日膨大な数字を扱う日々を送るうちに、やっぱり自分はもっとクリエイティブな仕事がしたいという気持ちが大きくなり、転職をを真剣に考えるようになりました。
コンサルタントの印象・アドバイスした内容
明朗快活でコミュニケーション力も高く、非常に広告会社に向いている方だと感じました。クリエイティブ性の高いマーケティング・コミュニケーションのスキルを身に付けたい、英語力も活かしたい。なので外資系の代理店を目指したいという志望動機も明確で、その点も非常にプラスでした。ただ、ネックとなったのはキャリアです。肝心の広告業界の経験が無く、さらに、クライアントの課題に対するソリューションを企画提案することが広告会社の仕事であることに対し、Aさんは自社のデータ分析・事業企画がコアキャリアでクライアントビジネスの経験もほとんどありませんでした。
とはいえ、Aさんの場合はデジタルの知識が豊富というメリットがありました。
広告会社では今デジタルスキルの高い人の需要が非常に高いのです。また、事業企画で行っている、調査・分析の上、ソリューションを企画するという流れは、広告会社での業務にもつなげられると感じ、これらでキャリア不足をカバーしようと考えました。
Aさんにもデジタルに関する強みを全面に出すこと、企画した事例を背景や企画意図などとともに具体的に職歴書に記載し課題解決力があることをアピールすること、をアドバイスしました。
転職活動で苦労した点、よかった点
思いのほか苦戦した転職活動でした。
転職活動スタート時は応募企業もたくさんあり、2，3か月で決まるかなと思っていたのですが、なんだかんだと自分の拘りも強く、そして最終には行くものの結局決まらないということが続いて半年近くかかってしまいました。
そんな中で今回の会社に決まったことは本当にご縁だったと思います。
ご紹介いただいた当初はマッチするポジションが無さそうな状況でしたが、人事の方にお会いし、評価していただけて、そのうちに自分のスキルも活かせるポジションも発生し、結果とても満足いく転職となりました。
諦めないで続けてよかったです。
コンサルタントからの一言
広告代理店でキャリアを積みたい、という意識がぶれなかったことが一番の勝因だと思います。
Aさんはお人柄が良く、志望動機もはっきりしているので常に最終近くまではいくのですが、最後に「広告業界の経験が無いから」という身も蓋もない理由でNGとなってしまうことが続いていたので、身体的にも精神的にもダメージが大きかったと思います。それでも、くさることなく、「何か直すべきところがあったのではないか」「どうアピールすればよかったのか」等、常にNGとなった選考を検証し次の面接に活かしていました。
また、当初はプランナー職へのこだわりが強かったものの、途中から営業職も選択肢に入れるようになりました。そういったことができたのは、絶対広告代理店に入るんだ、という最終的なゴールを一番に考えていたからだと思います。結果、Aさんは大手外資系代理店への転職を成功させました。
最終的なゴールは何なのか、を明確に持ち続けること、そして、うまくいかないときはゴール達成を一番に考えて細かいところは常に軌道修正する柔軟性を持つこと、が重要なんだなと私もAさんから学ばせてもらいました。
