コラム

酒と肴(魚)のマリアージュ

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

 

もう、少し古い話になってしまいますが、年末年始はどのように過ごされましたでしょうか?

私は、年末25日に3年ぶりの船釣りに出かけて、アマダイ(グジ)やレンコダイ(黄鯛)を釣ってまいりました。

以前は毎年末に行っていたのですが、1回の釣行に2万円弱の費用が掛かり尚且つ道具の洗浄や魚の調理まで含めると16時間も要するので、本当にこれって合理的な行動なのか?とここ最近は疑問を持っていました。

築地で買ってきた方が良い魚が仕入れられるし、時間も有効に使え、尚且つ殺生もしないで済むということで、遠ざかっていたのですが、全盛期には毎週末行っていたほど釣り好きだったこともあり、さすがに3年もやらないと禁断症状が現れて出かけた次第です。

意志が弱い(笑)

 

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

よって?私の釣りは投資(費用)を回収する行為なので、アマダイなど超高級魚がターゲットになります(徳川家康公の大好物であったらしいですが)。

今回は本命のアマダイは中型3尾でした。

30センチ程度のアマダイが二子玉川の「魚力」では一尾4000円程度で売っていたので、他とも合わせて何とか元は回収したかと思います。

あわよくば40センチ強の大型も(軽く一万円超え)と淡い期待をしましたが、やはり普段から努力をしていない不届き者の釣り師に神様は微笑まなかったようです。

逆に3年ぶりの釣行でよくこれだけ釣れたなということで、感謝すべきなのでしょうね。

 

釣った魚はすべておいしくいただくという方針なので、アマダイは刺身(一週間も柵で寝かせると伊勢海老のような甘みが出るのです!)、干物、酒蒸しでいただきました。

また、タナが高い(餌の位置がターゲットよりも高い)と良く釣れるレンコダイが好釣・・といっても10匹程度でしたが、30センチ強の大型のもの(真鯛よりも個体が全般的に小さいのです)は内臓とえらを取り冷蔵庫で保存をして、尾頭付きのタイの塩焼きとして元旦に頂戴しました。

20-30センチのサイズは、下処理を十分にして干物に仕上げ、朝食などで徐々に消化しております。

そして、20センチ以下の小物は、三枚におろし、身をこぶ締めにして、杉の香りのする酒升に重ねて冷蔵して若狭名物「小鯛のささ漬け」風にしていただきました。

アマダイ釣りでは、レンコダイを外道(本命以外)として、釣れたら直ぐに捨ててしまう人がよくいるのですが、おそらく江戸前寿司のカスゴ(レンコダイを塩でしめた寿司)などを食したことが無いのか、本当に勿体ないことです。

で、残った頭と骨は油で二度揚げして日本酒のつまみとして、即日消化です。

これだけ綺麗に食べたら私の殺生も許していただけるものではないか?と勝手に解釈しております。

 

ということで、年末年始は調理三昧でした。

他にも、牛すじを2キロほど仕入れてきて、2-3時間ほど下処理をして冷蔵し、正月に牛すじカレーを作りまして、これが思いのほか好評でした。

今年は鮭の不漁で高騰していた生イクラ(年末には100グラム900円でした)も、値段の落ち着いていた10月頃(100グラム500円前後)を見逃さず1キロ仕入れて、醤油づけと塩イクラの二本立てで仕込み、正月に一気に放出しました。

ここだけの話、小ぶりの明太子を干物専門の網で1週間ほど干すと旨さが凝縮してカラスミのような触感を味わうことができますし、これからはフキノトウが出てきますが、味噌で炒めて冷凍庫で保存すれば1年中フキ味噌を楽しむことができます。

日本酒をおいしく呑むためには何でも致します。

自宅に帰ると年がら年中酒の肴のことしか考えてないかもしれません。

 

a0001_005450でも、こんなエージェントって不安じゃないですか?

不謹慎かもしれませんが、私の頭の中では、良い酒と良い肴のマリアージュと本業のマッチングは同じ思考回路なのです。

強いていえば、酒が求人案件で、肴が候補者ですかね。

良い肴に対して、普通の市販で出回っている酒は失礼かと思うので、まず良い酒を探します。

良い酒の定義は人により異なりますが、私の中ではあまり知られていないけど知る人ぞ知る銘酒です。

肴(魚)は、刺身でも良い物は何をしても旨いのですが、刺身に向かない素材でもひと手間掛ければ、お酒にマッチする極上の肴になることもあります。

要はイマジネーションの世界ですね。

異論は多々あるとは思いますが・・酒は酒屋さんに行けば手に入りますが、肴はそうはいきませんから、常に肴のことを考えているわけです。

 

ところで、本業はというと、年末とあまり状況は変わっておりません。

トランプ次期大統領の発言があまりにも過激で熟慮に欠けており、市場もボラタイルなため金融関係者は戦々恐々で予算の策定などにかなり手こずっているような気がいたします。

米系の大手金融機関は第四四半期のトレード収益でリーマンショック後最高益になったようですが、一方であの相場熟練者のソロスが10億ドル程度損失を出しているようで・・ということで今年は何が起こるか見当もつきません。

年初に入っても、ほとんど候補者が出てこない状況ですが、そんな荒海に新天地を求める人も稀かとは思います。

今年も皆様のご武運をお祈りいたします。

担当コンサルタント

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    岡田 英行

    メインのキャリアは大手日系・外資系投資銀行における10年に及ぶ円金利商品の金融法人向けセールス。その他、リテールセールス、キャピタルマーケット、不動産証券化、ヘッジファンドなど金融における幅広い実務経験を有する。ご本人にとっての転職の是非を含め最善の道をご提示します。いただいた求人案件も、本当に良い案件なのか吟味してから良い点、そうでない点を整理してご紹介しております。

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