専門職種ごとに慎重な採用姿勢に転換
証券会社各社の直近業績指標が極めて厳しい状況にあるうえ、大手の合併・買収に伴う一時的な混乱もあり、ほぼ全職種にわたって「キャリア採用が停滞している」状態と言わざるを得ません。
しかし、この混乱が収束し、各社各様の「回復に向けたシナリオ」が整えば、そのシナリオ遂行に必要な職種でのキャリア採用は復元して来ると予想されます。
具体的には、事業再生を念頭にした投資銀行関連職(M&A、資本強化等)、リスク評価・管理関連職、内部統制関連職(コンプライアンス、内部監査、社内インフラ整備)等では、即戦力人材に対する潜在ニーズが強いと考えられます。また、「リテール部門の再構築」を業績回復の中心に据える証券会社もあろうかと思われます。
一方、証券化/デリバティブ商品のセールス職については、「適切なリスク管理手法」が確立されない限り回復は難しいと思われます。
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