まず商社では従来の食料、資源、エネルギー、素材等のサプライチェーン構築に加え、近年では、IoT、電子部品、再生エネルギー、AI、コネクティッドカー、複合都市開発、健康産業等、広範囲な分野にビジネス広がっています。
小売・流通においては、少子高齢化から国内需要が減少する中、WEB購入層は増えており、「ショッピングの楽しさ」と「利便性」での付加価値が求められ、業界内で優勝劣敗が進んできています。
ホテル市場においては、政府が国際的スポーツイベントや大阪万博を経て、訪日外国人目標を6,000万人に掲げ「第3次ホテルブーム」で活発化しています。また、ブライダル市場は徐々に縮小する中、独自性に富むプランなどで集客を仕掛けると共にホテルやレストランの新規出店など攻勢をかけており、各社が生き残りを図っています。
商社・流通・小売・サービス業界 転職マーケット動向
弊社のHP上の「その他消費財」とは大別して食品(外食)関連以外のメーカー及び販社とお考え下さい。
具体的には化粧品・ラグジュアリー業界、産業機器業界、建材業界、化学業界、医療機器業界、OTC業界、環境ビジネス業界、ペットフード業界、通販会社等です。
商社・流通・小売・サービス業界 転職マーケット動向
業界と会社の両面で応募企業を決めること
上記の通り、業界によって景気の良し悪しはありますが、当たり前の話ですが同じ業界でも黒字の会社もあれば赤字もあります。折角転職された会社を「会社の業績の悪化」、「会社のカルチャーの違和感」、「約束されていた職務内容との相違」、「高い離職率」を理由に短期間で転職される方がいらっしゃいます。入社前に求人企業の人事からしっかりと情報を入手し、場合によっては求人企業の同僚となる社員との面談依頼をすることも肝要です。
一般的には短期間で内定を出す企業、企業データを開示しない企業、社員と合わせない企業は要注意です。弊社では複数内定者に企業の総合力を客観的なデータでお知らせするサービスも行なっていますのでご利用下さい。
採用ハードルは上がっていること
3年前と比べ、企業の中途採用数は30%と言われています。言い換えれば3年前倍率5倍であった選考倍率が15倍になったと言っても過言ではありません。
3年前では珍しかったのですが、会社を自己都合で退職したあと、転職活動をされた方で1年以上離職されている方が増えてきています。あまり離職期間が長いと元々高い競争率の中で不利になる場合が多いので、現職中の転職活動をおすすめします。
キャリアプランと転職理由が連動していること
転職回数が多い方は特にですが、職務経歴書に転職理由を簡単に記載して、ご自身のキャリアプランと転職理由がマッチするようケアしていただきたいと思います。上記のように求人企業側も大量の応募者を書類選考する場合、転職回数で足きりする場合もありますので、特に「会社都合」については履歴書にもはっきり明示することが肝要です。