住宅・不動産業界の転職トレンド
2015年度の住宅・不動産業界、新築マンションの供給数は前年実績で15.1%減、
戸建の供給数は前年実績で4.6%増となっています。
2013年1月に発表された推計数値(国立社会保障・人口問題研究所調べ)では、
世帯総数は、2019年にピークをむかえ、その後減少に転ずるとなっています。
具体的には、2019年のピーク時における5,307万世帯が、2035年には4,956万世帯まで減少すると報告されています。
様々な業界でいわれている人材不足という言葉は、
建設業界においても例外ではなく、共通の関心事・話題です。
そういう環境下において、建設業界の各企業は、資格と経験を兼ね備えている即戦力の人材を求めており、
そういう方々の市場価値が高いといえます。
建設業界を担当する人材コンサルタントの肌感として、
各企業の採用基準も年々厳しさを増してきているのを実感しております。
住宅・不動産業界のキャリア形成
この業界で生き抜くには、なるべく早いうちに、技術職では、一級建築士。
営業職では、宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)を最終目標として取得を目指しましょう。
現状、二級の資格しかない状態で、運よく希望する企業に入社できたとしても、
更に上の資格を目指す努力を怠ると、将来リストラ等の対象者として白羽の矢が立つ可能性・リスクがあります。
企業から必要とされる社員を目指すことは勿論の事、
むしろ住宅・不動産業界から必要とされる人材を目指すことが必要です。
更に、人と人とのつながりの強い業界ですから、
業界特有の人的つながり(人脈)も広げる努力もまた重要だと考えます。