Q3．今後どのようにビジネスを成長させていこうとお考えでしょうか

コーポレートマーケットをもっと増やしていきたいという考えがあるので、そのためにアマナのソリューションをもっと複合的に組み合わせて提案していきたいと考えています。

これまでだと、Webの相談がきたらWebだけ、MovieならMovieだけと単体で提案することが多かったですし、また営業も、映像なら任せてください、のようなスペシャリストが多いのが現状です。

でも私たちが一番重視しないといけないのは、消費者がどう動くのか、ということで今はその手法はすごく多様化しています。
特にリアルとデジタルは切り離せなくなっていると思います。
そうすると提案の幅も広げていかないと消費者を動かすような施策は作れません。
きっかけはWebの話でも、そこで終わらせるのではなく、リアルではパンフレットとサイネージを、デジタルの方は動画も含めたWebサイトを、といったところまで複合的に提案していく必要があります。
そういったところを今までとは変えていかないといけないなと思っています。
幸い、今は商材が豊富にありますので、複合的な提案は十分できます。
昔は撮影・写真・ストックのみでしたが、今は撮影だけでも360℃撮影や空撮、動画等色々あったりして、商材は全部で100種類はありますのでそれらをうまく組み合わせて複合的な提案をしていければと思っています。
先述した『IMA CONCEPT STORE』でのイベントももちろんその商材の一つで、媒体に関して言えば『IMA』以外にも、『MilK』、『料理通信』というニッチな層を狙える媒体を持っています。
いずれもターゲットがはっきりしており、企業とのコラボがしやすいですし、3誌ともWebも充実しているのでアナログとデジタルの提案もしやすいです。
これらももっと活用していきたいと思います。

また、アマナは制作機能が充実していることも強みなのでそこも活かしたいと思っています。

例えば、自転車メーカーとの仕事で、おしゃれなママチャリのプロモーションをやったことがあるのですが、その時は商品開発やネーミングのところから関わり、『MilK』では広告を掲載、アマナで紙やWebの制作、イベントを実施しました。
他にも、『料理通信』の特集で、東京の畑でとれた素材を地方に発信するというプロジェクトを実施したことがあり、その際は特設サイトやロゴ、パッケージの企画制作をすべてアマナが担当しました。

営業、プランナー、制作、編集等グループ全体が関わる仕事を増やしていければと思っています。

そして、これらの強みを活かし、人の心を動かすプロモーションを今後も実施していきたいと考えています。