コラム

求人の採用背景を知る~ある食品メーカー・法人営業職の場合~

最近、私が以前担当していた食品メーカーの当時の役員から転職先の
法人営業職増員を手伝って欲しいとの依頼を受けました。

現在、営業のトップとしてご活躍されている方なのですが、入社当時は
構造的な問題もあり、経営赤字が続いていて、この立て直しを
ミッションにご転職されたとうかがっていました。

実際、ご転職された当時は、上記理由から営業社員のマインドも下がり、
縁あって入社した新入社員までもが目標を見失ってしまうといった
負のスパイラルが長く続き、組織が機能不全に陥っていたようです。

この状況・構造にメスを入れ、やっと通期ベースで黒字が確保できる
までにはいたったそうですが、積極的に攻めに転じるには現在の営業体制では
難しいとの経営判断に至り、今回法人営業職を新たに採用することになった
とのことでした。

ただ、ご依頼頂いた法人営業職の採用想定年齢と想定年収には
驚くほどギャップがありました。
そのため、その理由をかなり掘り下げてヒアリングさせて頂きました。

それによると、
・月給は他社同等であるものの、赤字の為、賞与がほとんど支給されておらず
その結果、現段階では想定年収ベースで大きなギャップが発生している、
・長らく経営的に採用を抑制しなければならなかった為、中堅社員が少なく、
若手社員と50代以降社員が多い人事構成になっている
というのが、いつわらざる会社環境だとの事でした。

そういった背景を掘り下げていった結果、今回の採用ポジションは確かに
スタート年収では乖離があるものの、管理職ポジションは相応にあり、
早い段階で組織を牽引していく営業幹部候補の採用求人である事が
最終的にわかりました。
また新規の大口アカウントもとれており、営業体制が本格稼働すれば
早い段階で賞与が支給される明るい道筋も見えてきている事も判明しました。

表面的な採用スペック(処遇、職務内容等)だけでなく、採用の
奥底にある求人背景を知る事の重要性を痛感した今回の求人でした。

この食品メーカーの法人営業職にご関心のある方は、詳しく
ご説明させて頂きますので、是非コンタクト下さい。

担当コンサルタント

  • 食品業界・外食業界

    食品

    外食(フード)産業

    食品(素材)

    食品・外食・その他

    商社・流通・小売・サービス業界

    商社

    流通・小売

    サービス業

    専門分野:食品、外食、流通小売業界

    長崎 孝志

    大手流通小売業(百貨店)に約16年間勤務し、主に食品領域の営業企画、販売促進、販売マネジメントに従事。その後、この経験を生かし、食品・外食・流通小売業界を担当するキャリアコンサルタントに転身。15年超のコンサルタント経験から築いた業界企業とのネットワーク及び業界人脈から、精度の高いご紹介に努めています。

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