コラム

さらなる淘汰の時代が到来?

こんにちは。「Amore」、「Brexit」 とやたら横文字が騒がれる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

イギリスのEuro離脱のコメントについては、専門家の方々にお任せいたしますが、あれほど世論が見事に二分されてしまうほど意見に隔たりがあるというのはまさに驚異でした。

EU内の難民が比較的自由に入国してきて、手厚い社会福祉を受けているのを間近で見て、自分がその立場だったらどちらに投票していただろうと全く想像が付きません。

 

処変わって日の本。

新聞報道によると参議院議員選挙は、ほぼ勝負がついている感もあるようですが、移民の受け入れ可否で日本国内でも時々議論が沸き起こるものの、これだけロボットや人工知能の発展が著しいと日本人よりもコストが安いという理由で受け入れられてきた外国人労働者に関しては受け入れる必要性が無くなる日も来るのではないか?と思います。

 

20160701_01最近は「○年後にはこの仕事が無くなる。」といったセンセーショナルな見出しのコラムを読む機会が増えましたが、「仕事が無くなる」というよりは「役に立たない人が淘汰されていく」という方が真実に近いのではないか?と思います。

行き帰りの電車の中でスマホのゲーム(反射神経系の)に興じている老若男女を見ますが、その多くの方が今後の円高不況で路に迷わなければ良いのですが。

街を歩いても頭の中がスマホに占拠されているのではないか?と思われるくらい中毒症状の方を見ますが、遅かれ早かれ映画「マトリックス」のように頭の中に人工チップを埋め込まれて管理されるのを暗示しているのでしょうか?

 

昨日も30代半ばの金利為替のトレーダーの方からプロップトレーダー(自己売買で収益を稼ぐ)の求人はないか?と相談を受けました。

トレーダー業務は10年後にはほぼ無くなっている可能性が高いので「今だったら間に合うかもしれないから、社内でリスク管理などの職務に異動した方が良いのではないか?」と転職はしばらく見合わせた方が良いと申し上げました。

 

20代の方でも、本当にびっくりするほど運用の職務に就きたいという希望者が多々いらっしゃいますが、今後はコンピュータープログラミングよりも成績が良い一部の超優秀なアクティブファンドマネジャー以外はほぼ死滅するのではないでしょうか?

アルファ碁VS人間の戦いが金融でも繰り広げられようとしております。

 

一部の教育熱心なご両親のお子さんは、プログラミングを勉強されているようです。

これからは、英語よりもプログラミングのスキルの習得の方がはるかに重要であると思います。

英語もあと数年の後にはビジネスレベルであれば、誰でも使えるようになるはずなので英会話教室に通う必要も語学留学も意味がなくなることでしょう。

むしろ言葉を正確に伝えるという意味で国語力のほうがはるかに大事になるでしょう。

 

人材エージェントにしても、新聞も本も読まずにクライアントから来た案件を何も考えずに右から左に流している人もいますので、気を付けてください。

少なくとも求人が来たら「この仕事って10年後もあるかな?」とか「ここはこの人の勝負処だから踏ん張るか転身するかどちらが良いのだろうか?」と考えてご紹介するように自分はしております。

求人以外の質問をすると、そのエージェントが普段どんなことを考えているのか明らかになるので、試してみても良いかもしれませんね。

この業界もこれからエージェントの淘汰が始まっていくので、私も振い落されないようにと肝に銘じております(笑)

 

右から左に流すような案件の市場はもう人工知能が瞬く間に取って代わるでしょう。

担当コンサルタント

  • 金融業界

    銀行

    証券

    不動産アセットマネジメント

    クレジット・信販・リース

    PEファンド・ヘッジファンド等

    フィンテック

    金融 その他

    専門分野:証券

    岡田 英行

    メインのキャリアは大手日系・外資系投資銀行における10年に及ぶ円金利商品の金融法人向けセールス。その他、リテールセールス、キャピタルマーケット、不動産証券化、ヘッジファンドなど金融における幅広い実務経験を有する。ご本人にとっての転職の是非を含め最善の道をご提示します。いただいた求人案件も、本当に良い案件なのか吟味してから良い点、そうでない点を整理してご紹介しております。

    メインのキャリアは大手日系・外資系投資銀行における10年に及ぶ円金利商品の金融法人向けセールス。その他、リテールセールス、キャピタルマーケット、不動産証券化、ヘッジファンドなど金融における幅広い実務経験を有する。ご本人にとっての転職の是非を含め最善の道をご提示します。いただいた求人案件も、本当に良い案件なのか吟味してから良い点、そうでない点を整理してご紹介しております。

転職支援サービスへの登録、利用はすべて無料

キャリア相談もお気軽にご相談ください。

無料転職支援を申し込む
業界に精通したプロが、あなたの転職をご支援します。お気軽にご相談ください。無料転職支援を申し込む 業界に精通したプロが、あなたの転職をご支援します。無料転職支援を申し込む