真田丸と日本丸真田丸と日本丸

コラム

真田丸と日本丸

2016.01.15

少し遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

 昨年末に波乱の年と記載しましたが、悪い予感が当ってしまいました。(たまには、当たることもあります。)
 アメリカの利上げで一気にドル高になるだろうというほとんどの為替のストラテジストの予想がはずれて(エマージング通貨に関してはその通りですが)ドル安円高になり、それに加えて原油安・中国株安、更にイランとサウジの対立、北朝鮮の核実験と不透明材料のてんこ盛りですね。
リーマンショックから続いていた良好な雇用環境も踊り場に来た感があります。

 そんな中、今年のNHKの大河ドラマ「真田丸」が始まりました。
今までのアメリカ一辺倒の外交を見直すという意味で、日本の置かれている状況が戦国時代の武田家亡き後の真田一族に似ていると言えなくもないのではないでしょうか?
 というのも、コストはさておきアメリカ国内でシェールオイルが生産されるようになり、中東に対する関与の必然性も低下してきているため、対アジアの防衛戦略も大きく見直されてきております(世界の警察官の放棄)。
次期大統領の政策にも拠るでしょうが、沖縄から米軍が撤退した場合を想定して外交を考えていかなくてはいけない時期になってきていると個人的には思います。

 真田丸の初回は20%を若干切るスタートのようでしたが、今回は三谷幸紀脚本、堺雅人主演ということもあり人気は持続するのではないか?と思っておりますが、強いて難を言えば堺さんの殺陣(たて)が小学生のチャンバラ並みなのと、騎乗もぎこちないので今後のレベルアップに期待しております。

真田幸村の父・昌幸が築城した上田城

真田幸村の父・昌幸が築城した上田城

 私個人的に長野県上田市という場所は昔から縁のある場所で、大学時代の夏合宿の宿泊地が菅平高原であり、家内が上田市の生まれで尚且つ上田城に隣接する上田高校出身で、結婚してから先方の実家に寄るため何度も上田駅には降り立ちました。

 若い頃はあまり歴史に興味が無かったので、上田城に立ち寄ることもありませんでしたが、ここ数年は上田城に加え、真田の里に行き、真田氏館跡や真田氏本城も訪ねて参りましたし、昨年は川中島古戦場を訪ねた後に立ち寄った武田信玄の拠点の一つであった海津(かいづ)城は、徳川方についた真田信之(信繁の兄)が上田城の後に移封されその後代々真田家の居城となった松代(まつしろ)城であると知り非常に興味を覚えました。

 NHKの正月の特集番組を見ても、真田昌幸・信繁(幸村という名前は生前一切名乗っていないそうです。)親子の人気が日本各地で高いことが分かりました。

 そもそも上田城に真田家が居住したのは、関ヶ原の戦い前後のわずか40年弱で、その後は仙石氏~松平氏と統治されていたにもかかわらず、未だに現地は真田ブームですし、昌幸・信繁親子が関ヶ原の合戦の後にわずか十数年しか滞在しなかった和歌山県の九度山の石碑などにも真田の旗印の六文銭がいたるところに彫られており、さらに大阪の陣の後信繁の三女阿梅(おうめ)が紀伊に落ち延びようとしたところ仙台藩伊達家の家老片倉重長に捕えられて、そのまま同家に継室として嫁いだのを機に片倉氏が家紋を六文銭にしたなど、日本各地に真田家の名残が残っているようです。

 これも、上田城で徳川の大軍を二度も撃退したこと(第一次・第二次上田合戦)や大阪冬の陣・夏の陣で徳川家康をぎりぎりまで追いつめたことなどが後世に語られ人々の記憶に奥深く刻まれたからなのでしょう。
 因みに第一次・第二次上田合戦の時には、昌幸が前面に立っている印象が強く、信繁自身は関ヶ原の合戦後の時点ではそれほど世に名前が知られておらず、大阪の陣まで徳川方もノーマークで、その後戦場にて一気に名を高めたそうです。

真田幸村の家紋「六文銭」

真田幸村の家紋「六文銭」

 真田家は主君であった武田家亡き後に、長野県北東部(上田)から群馬県西部(沼田)にかけて細長い領地を持っていたがために、北は上杉、東は北条、南は徳川、西は織田もしくは豊臣と有力大名に囲まれ、同盟や従属を結ぶと見せかけては直ぐに寝返りながら何とか領地を維持した真田昌幸の戦略・戦術が、現在、日本丸の置かれている立場と似ており、大変参考になるのではないか?と思いますが、皆様はいかがお考えでしょうか?



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岡田 英行

岡田 英行

専門分野証券

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