コラム
やっと始まりました
こんにちは。毎年楽しみにしていた金木犀の香りも駆け足で去ってしまいましたね。
いよいよ秋本番で、食べ物がますますおいしく感じられる季節になってきました。
そんな中でやっと待ちに待ったものが始まりましたね。
何がって?『孤独のグルメ season5』ですよ。(テレビ東京 金曜日深夜24時12分スタート)
相変わらずのマニアックなネタで申し訳ございません。
知らない方のために。
同名の漫画が原作で、俳優の松重豊さん扮する個人経営の輸入雑貨商『井之頭五郎』が商用で日本各地(と言っても予算の都合上関東近辺が多いのです。)を訪れて、仕事が終わった後に自分の勘だけを頼りに近所の食堂や居酒屋を探訪するという筋書きの、ただ単に食べるだけのドラマです。
因みに、漫画に登場する店は一軒もなく、すべてスタッフが探してきた店が対象になっているそうです。
親父ギャグを交えながらひたすら頭の中で独り言を言いながら味を伝えるのですが、まぁとにかくおいしそうに食べるので、夜中の視聴者の空腹感を刺激すること、この上なしです。
私は早寝早起きなので、録画して翌日の晩飯を食べながら見るのが習慣になっております。良かったら見てください。
旨い物を食べるのは大好きで、昔は色々な店に出没しておりましたが、どちらかというと気に入った店にとことん通う派なので、軒数はそんなにこなしていないです。
そういえば、今から8年前だったか、四ツ谷三丁目の「野菜鍋」で有名な店にお邪魔していたら、先日亡くなった川島なお美さんが某男性と食事をされていました。
一時期、「私の体はワインでできている」とおっしゃっていましたが、自らの持ち込みで本当に赤ワインを飲んでいたのを確認できて安堵した思い出があります。
天国でもおいしいワインを飲んでください。ご冥福をお祈りいたします。
”究極の食”というと、今年の春先にTBSの日曜ドラマ『天皇の料理番』を見て、大正天皇と昭和天皇の料理番をされた秋山徳蔵という方の強い個性に魅かれ、彼の著作の『味(天皇の料理番が語る昭和史)』(中公文庫)を拝読しました。
ドラマの内容自体は半分位がフィクションだったものの、料理を究める人の五感の鋭さには感銘を受けました。
その中でも、料理のいちばんの奥儀は味ではなく香りという点を知り、嗅覚が鈍い私はまずそこに辿り着けないということを確信致しました。
ドラマでもその日使用した鍋を夜と翌朝の二回洗うというシーンがありました。
素人の私はやりすぎだと思ってしまいますが、それも鍋の匂いをできるだけ除いて料理に移ることを防止するためだそうです。
一流店は皆やっているのでしょうね。
そんな厳しい修行を経た秋山さんが知る限り、
食の大通であったのは明治時代の首相経験者「西園寺公望公」だったそうです。
ある日、秋山さんが河岸で天然鰻の上物を選りすぐり、産地が分からず「大和田」のものですと西園寺公に土産で持参して進呈したところ、翌日電話が掛かってきて「あれは本当に大和田のものか?」と問い詰められて、正直に謝ったというエピソードが語られていました。
すごい世界ですよね。
ただ、突き詰めるのも大事なのでしょうが、個人的には井之頭五郎さんのように、ちょっとしたものをおいしいと思って食べられる方が幸せのような気もします。
皆様はいかがお考えでしょうか?
担当コンサルタント
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岡田 英行
メインのキャリアは大手日系・外資系投資銀行における10年に及ぶ円金利商品の金融法人向けセールス。その他、リテールセールス、キャピタルマーケット、不動産証券化、ヘッジファンドなど金融における幅広い実務経験を有する。ご本人にとっての転職の是非を含め最善の道をご提示します。いただいた求人案件も、本当に良い案件なのか吟味してから良い点、そうでない点を整理してご紹介しております。
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