PEファンド業界の実情!転職事情と年収相場まとめPEファンド業界の実情!転職事情と年収相場まとめ

コラム

PEファンド業界の実情!転職事情と年収相場まとめ

2017.04.21

プライベート・エクイティ・ファンドの略称であるPEファンド。

ベンチャーキャピタルや企業再生ファンド、買取ファンドなどはPEファンドの1つとして数えられ、このような投資ファンドビジネスの総称として使われることもあります。

複数の投資家から得た資金で流通市場がない株式へ投資、その企業の経営にも関わり、経営再建をすることで企業価値を高め、最終的には大きなリターンを狙う投資ファンドで、転職先としての人気も高いです。

なぜ転職先候補に挙がりやすいのか、その人気の理由とPEファンドの魅力を紐解いていきましょう。

 

資金運用の仕方が重要?PEファンドとは?

PEファンドでは投資のリターンを得るために特定の企業の成長をサポートする仕事を行いますが、業務内容としてはまず、自社の投資方針に沿った案件を探し、検討することから始めます。

有力な企業の候補が見つかったら、実際に投資提案を持ち込み、交渉をするのですが、ここまでの過程で年単位の大規模なプロジェクトに発展することは珍しくありません。

交渉が成立したら、企業を成長させるための経営戦略を立て、支援も行います。

最終的には、企業を売却する、あるいは株式公開によってPEファンドの投資金を回収するのが主な業務内容です。

1人だけでこなすのではなく、数人でプロジェクトを進めていくのが一般的です。

役職としては、データ分析業務や資料作成などを行うアソシエイト、指示を行う実行責任者のヴァイスプレジデント、案件の責任者であり交渉やバリューアップのために動くディレクターなどがあります。

 

なぜPEファンドは人気?転職先候補に挙がる理由

投資銀行やITベンチャーなどはキャリアアップのために転職先候補として挙がることは多いですが、近年それ以上に人気を誇る業界になっているのがPEファンドです。

201704-02_PEファンド未上場株の企業を狙って投資をするPEファンドは、他の投資ビジネスとは異なり、コンサルティングを行うという特徴を持ち合わせているため、そこに魅力ややりがいを感じて転職したいと考える人が増えています。

また、現実的な側面として、勤務時間が短めにも関わらず、収入額が高めのPEファンドが多いからというのも人気の理由の1つです。

海外の話になりますが、アメリカのMBAの学生もPEファンド業界に就きたいと考える人は多くなっています。

MBAで積み重ねてきたスキルを思う存分に発揮できる場面が多いこと、PEファンド業界だと企業の経営戦略に関して全般的に関与できるため、コンサルタントとしてのやりがいが大きいことが影響しているようです。

 

ずばりPEファンド業界の年収は?転職で年収アップは期待できる?

PEファンド業界の給与は企業によりけりの部分はありますが、転職の求人としては年収800万円程度、多くて2000万円を超えることもあります。

役職がアソシエイトかディレクターかにもよりますし、インセンティブのつけ方次第にもなるので、企業ごとの差は生じやすい業界だといえるでしょう。

大体は成功報酬としてインセンティブやボーナスが発生し、その金額は数百万円から1000万円単位になることも珍しくありません。

プロジェクトで成果を上げた分、きちんと報酬として返ってくる業界です。

だからこそ、経験やスキルを持つ転職希望者の場合は、前職よりも年収をアップさせることは決して難しくはありません。

PEファンドへの転職後も実績を積み重ねていけば、それに見合った給与をもらうことができるでしょう。

 

PEファンドの中途採用!面接の流れと特徴は?

PEファンドの中途採用は何も特殊というわけではなく、採用面接を受けて合否判定をしてもらうというのが基本です。

ただ、PEファンドによって面接の回数は異なっており、多い場合では3回程度の面接を重ねてからようやく合格判定をもらえることで、晴れて中途採用となります。

PEファンド業界は少数精鋭が基本ですから、一人一人の人材に大きな価値を求める傾向にあるのが特徴です。

つまり、最初からある程度役に立てる人材であることが重要になるので、その見極めのためにさまざまな質問を投げかけられるケースが多くなっています。

人柄や経歴などももちろんチェックされますが、ケーススタディとして戦略の考え方を試されることが多いです。

だからこそ、PEファンドの転職活動においては、どんな質問をされても対応できる力が重要だといえるでしょう。

 

PEファンドは少数精鋭が基本!即戦力が求められる!

PEファンドは自社の企業規模はそれほど大きくはなく、少数精鋭で成り立っているところが主になります。

だからこそ、研修期間を設けたり、先輩が教育したりといった人材育成にはあまり力を注げません。

特に中途採用の場合は、すぐに実務に取り掛かれるキャリアの持ち主が求められていますから、即戦力が何よりも重要視されているのは確かです。

PEファンドや投資銀行などで3年から5年以上の実務経験がある、かつ、その経験をきちんと活かせる根拠が明確にあるのかが合否の分かれ目になってきます。

実務経験が足りていないのなら、しっかりとキャリアを積むことがまずは転職のための課題です。

それから、さまざまなケーススタディに柔軟性を持って対応するために、日頃から企画や提案をスピーディーに行えるように訓練しておくことをおすすめします。

 

まとめ

PEファンドの魅力と人気の秘密についてお話してきました。

キャリアアップや年収アップ、そしてやりがいのあるコンサルティングのために転職を目指す価値は十分にあるジャンルなのは確かです。

投資ビジネスの経験があるのなら、少数精鋭であるPEファンドの一員として経験を活かしてみてはいかがでしょうか?

小宮山 いづみ

小宮山 いづみ

専門分野コンサルティングファーム、PEファーム

およそ7年、コンサルティングファームを専門とした人材紹介に従事し、2015年、A.ヒューマンに参画。コンサルティングファーム(戦略・FAS中心)、ファンド(PE・VC)の案件を担当しております。業界各社の選考ポイントを熟知し、書類作成や面接準備など、受験対策にも対応します。

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メインのキャリアは大手日系・外資系投資銀行における10年に及ぶ円金利商品の金融法人向けセールス。
その他、リテールセールス、キャピタルマーケット、不動産証券化、ヘッジファンドなど金融における幅広い実務経験を有する。
ご本人にとっての転職の是非を含め最善の道をご提示します。

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