イメージしづらい金融ディーラーという仕事!実際はどうなの?イメージしづらい金融ディーラーという仕事!実際はどうなの?

コラム

イメージしづらい金融ディーラーという仕事!実際はどうなの?

2016.12.28

金融に関わる仕事の中でも、高収入を得られる職種として知られているのが金融ディーラーです。

金融ディーラーは、金融業界の中でも人気が高い職種であり、倍率が非常に高く、就職難易度が高いといわれています。

実力があれば、年齢に関わらず高収入を得ることができるといわれている金融ディーラーの仕事ですが、必要な専門知識や、仕事の内容、高収入が得られる理由などについて、あまりよく知られていないことも事実です。

今回は、金融業界に携わるなら知っておきたい、金融ディーラーの仕事のメリットやデメリットについてまとめてみました。

 

若くしてお金を稼げることもあるってホント?

資産を安く買い、時価変動によって資産の価値が高まったタイミングを見計らい、売ることによって、利益を生み出すことをディーリングといいます。

金融ディーラーは、銀行や信託銀行で、クライアントから得たお金を使い、ディーリングを専門的に行う職種のことを指します。

ディーリングの対象となる資産には、外国為替や外国資金、債権、円資金などさまざまなものがあります。

金融ディーラーの仕事の特徴として挙げられるのが、高収入を得やすいという点です。

金融ディーラーは、人気の高い職種ではありますが、仕事に従事している人数は少なく、希少価値が高い職種でもあります。

これは、金融ディーラーとして利益を上げ続けることの難しさを物語っています。

高い倍率から仕事を勝ち取り、金融ディーラーとして、仕事を任された場合でも、利益を生み出すことができなければ、仕事を続けることはできません。

一方、金融商品の運用によって、利益を生み出し続けることができれば、運用に託される費用はさらに上がり、金融ディーラーの年収はさらにアップします。

金融ディーラーが若くしても大金を稼ぐことができる理由は、年齢や学歴などは関係なく、成績のみを見て評価が下される点にあります。

ただ、日系企業か外資系企業かで収入の高さが決まってしまう現状もあります。

一般的に高収入を狙えるのは外資系の企業と日系企業の中で投資銀行的な処遇を導入している企業に限られており、その他の企業に関してはボーナスで多少上乗せがある程度となっています。

そのため、日系企業で実力を付けた後に外資系に転職する形であれば高収入を狙えることがありますが、日系企業に留まる方は仕事自体の面白さや、やりがいを得ることはできますが、収入の面でのリターンはあまり期待できない場合があります。
                                               

今後の金融ディーラーって安定した職業なの?

4金融ディーラーとして長く働き続けるためには、専門知識を身に付けることがポイントになります。

金融ディーラーになるために必要な資格というものは特にありません。

しかし、ディーリングによってより確実に利益を生み出すためには、株式や債券に目を通し、会社または国に魅力があるかを判定する「ファンダメタル」、株・債券を始めとした金融商品の構造に関する知識などが求められます。

金融商品の時価変動を見極めるためには、マーケットを読み解くことも必要です。

他国の政治の動きが与える商品への影響や、商品の勢いを見る「モーメンタム」、統計発表を分析する力などが求められます。

金融ディーラーとして長く働くために必要なのは、専門的な知識だけではありません。

金融商品の運用に使用される資金の多くは、クライアントから預けられているものになります。

時価の移り変わりを読み取ることに失敗してしまうと、1度に数億円の損害が出てしまうこともあります。

自社の利益に損害を与えるだけではなく、クライアントにも損害を与えることになるため、自社への信用を失ってしまうことになります。

金融商品の運用にかかる費用の多くを占めているのは金融ディーラーの人件費です。

金融ディーラーを雇用し続けることには、莫大なコストがかかるため、ミスが続くとクビになってしまうことも少なくありません。

金融ディーラーの良い点・悪い点はどこ?

金融ディーラーの仕事のメリットは、年齢、学歴などを問わず、実力があれば高収入を得ることができる点です。

一般的に金融ディーラーの給料は、基本給とボーナス給で成り立っています。

金融ディーラーの仕事は、金融商品を運用することによって、短時間に莫大な利益を生み出すことも可能です。

利益を生み出すために、商品を製造するプロセスがなく、コストもかかりません。
そのため運用に必要な費用は、人件費のみという構造になっています。

金融商品の運用によって利益を生み出し続けることができれば、そこにかけられる費用もおのずとアップします。
これは、金融ディーラーの年収に直結し、ボーナス給として支給されることになります。

金融ディーラーの仕事の内容は複雑に見えますが、業績は明確に数字に表れ、評価しやすいです。

アクションから、利益が生まれるまでのタイムラグもなく、年収アップに直結しやすいといえます。

金融ディーラーとして利益を生み出し続けることができれば、独立し、個人で事業を行うことも可能になります。
収入はさらに上がり、短期間でも多くの年収を得ることが可能になります。

一方、デメリットとして挙げられるのが、勤務時間の融通がきかないことです。

世界情勢の移り変わりによって、価値が大きく変動する金融商品の動きを読むためには、他国の相場をチェックすることも必要になります。

時差の影響もあり、出社時間が早朝になったり、就業時間が遅くなったりすることも多い職種でもあります。

金融ディーラーとして生計を立てていくことは、非常に難易度が高いです。

しかし、成績がそのまま年収に直結するため、実力で勝負したい人や、金融商品の運用についての専門知識に自信がある方には、適した仕事であるといえます。

西田 雅

西田 雅

専門分野銀行・運用会社(外資)・不動産/PE投資ファンドの求人を得意とする一方、一般事業会社の幹部求人・グローバル人材も得意としている。

出身会社時代の人的コネクション・知見経験から、金融業界のみならず、一般事業会社のグローバル人材(特に50代以上のシニア経営層幹部)案件、海外進出案件等で求人企業及び求職者をサポートすることが出来ます。

西田 雅の最新キャリアコラム 金融業界担当コンサルタントの最新キャリアコラム