一級建築士の年収は約645万円一級建築士の年収は約645万円

コラム

一級建築士の年収は約645万円

2017.02.18

厚生労働省の調査をもとに建築士の年収を見てみると、およそ645万円が平均年収という結果になっています。

賃金構造基本統計調査を参考に建築士の待遇を考察してみると、まず平均年齢が49.7歳とほかの技術系の職種に比べて高いことが分かります。
勤続年数も15.2年ともっとも長く、勤め人であったとしても長期的に安定した収入が得られることが見て取れます。
これに伴い、実労働時間も技術系のなかでは多い傾向にありますが、その分賞与も多く出ており、労働時間と収入のバランスでいえば不満はないものと考えてよさそうです。

独立開業をする場合には、どのようなことを専門にしていくのか、営業の方法によって収入が大きく異なってきてしまいますが、企業に勤めている間は安定が約束されていると考えていいでしょう。

 

企業規模による年収の違いも顕著

ビジネスシーン イメージ企業内建築士の場合、年収は勤め先の企業の規模によっても大きく変わってきます。

賃金構造基本統計調査のデータによれば、企業の規模が10~99人程度の小さな事務所の場合で385万円程度、1000人を超える大きな企業の場合で515万円という結果になっています。

これを見て分かる通り、就職する企業によっては給与額が年間で100万円以上も開いてしまうことになります。

さらに、年間賞与の額もおよそ倍近く開いていることから、総合的に見て企業内建築士の場合には大企業に就職することが、大きな年収を獲得するためには不可欠だといえそうです。

大企業や名門企業での採用は、建築士の免許を取ったばかりの新人や経験の浅い建築士の場合にはなかなか難しいですが、それであっても企業規模はできるだけ大きめのところを狙っていくのがいいでしょう。

 

建築士は3種類!どれを目指すのがいい?

一口に建築士といっても、さまざまな分類が存在します。

日本の建築士には3種類の分類があり、木造建築士、二級建築士、一級建築士の順に上位資格になっていきます。

これらのうち、どの資格を保有しているかによってできる業務内容が大きく異なってきます。

建築士のなかで、もっとも下位に位置する木造建築士の免許では、1階もしくは2階までの、のべ面積300平方メートル以下の木造建築物を取り扱うことができます。
逆に、3階を超える建物や面積が300平方メートルを超えるような大型の建物に関しては、建築設計を行うことはできません。
つまり、木造の住宅が主な対象となります。

二級建築士の場合は対象とする建物が広くなり、のべ面積500平方メートル以下の建築物について建築の設計を行うことができます。
ただし、建築物の高さは13m以下であり、かつ軒の高さが9m以下であることなどの条件が付きます。

最後に一級建築士ですが、これはどのような建物に対しても設計を行うことができ、制限などはありません。

 

資格の取得は難しい……でも需要の高い一級建築士を目指そう!

建築士には、3種類の資格があることをご紹介しました。

確かに、自分のやりたいことや目指すべきポジションによって取得する資格を選ぶのが最も良いのは間違いありませんが、建築士を目指すと決めたのであれば一級建築士の取得をおすすめします。

建物の設計に制限がないというだけあって、その資格試験は難しいことで有名です。
過去5年の一級建築士の最終合格率を見てみると、およそ12%台で推移しているのが見て取れます。
また、男女比率は男性が7割と多く、年齢は30代がもっとも多いという点に特徴があります。
これは、企業に勤めながら木造、二級、一級と徐々にステップアップを図っている人が多いということの証でもあります。

一級建築士になれば、ビルなどの大型施設も手掛けることができます。
大勢の人が利用する大きな建物を自らが設計し実際に完成したときには、ほかの職業では感じることのできない達成感を味わうことができるはずです。

 

まとめ

建築士について見てきましたが、いかがだったでしょうか。

建築士にもさまざまな種類があり、それぞれでできることが大きく異なることが分かりました。

建築士は取得したからといって、終わりではありません。
その資格を取得し、実務経験を沢山積んでこそ、大きな仕事をこなすことができるスキルが身につきます。
自分の頭のなかにあるイメージやデザインが形になっていくことをやりがいにできるのは、建築士以外の職業ではほとんど得ることのできない体験です。

また、独立開業で成功例が多いのは、一級建築士の免許取得者です。

そのため、現在企業に勤めていて、建築士として今後のキャリアアップを考えていくのであれば、一級建築士を目指して勉強を始めてみるのがおすすめです。

平田 安孝

平田 安孝

専門分野ゼネコン、地場ゼネコン、サブコン、ハウスメーカー、リニューアルなどの 各種施工管理職(建築・土木・電気・管)、設計職

人事担当者との強いパイプを活かしスピーディーかつミスマッチのないご紹介に努めるとともに、入社された方からの情報収集も行うことで企業の社風などもできる限り把握するよう努めております。
また、一般企業での人事担当、採用担当の経験を活かし、企業側の目線からも書類作成から面接対策などをアドバイスさせていただいております。
面接の際にも面接内容や想定質問、雰囲気などをできる限りお伝えし、リラックスした状態で面接に臨んでいただけるように心がけております。

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駒木 剛敏

駒木 剛敏

専門分野建築業界・土木業界

ゼネコン、地場ゼネコン、設計事務所、不動産管理会社、ビル管理会社、サブコン、ハウスメーカー、リフォーム会社を多く担当。
※2020年を踏まえた建設・設備投資の拡大やリノベーション需要等の追い風がある建設業界にて更なるキャリアアップ・環境を支援させていただきます。

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